シロアリ駆除が事業として始まった頃は「亜ヒ酸」という薬剤が使用されていました。
その後進化して、より安全性の高い「有機塩素系」が登場し、亜ヒ酸に取って代わります。

MC剤有機塩素系は、即効性と持続性を兼ね備えており、シロアリ駆除の効果は飛躍的に伸びました。
しかし、この有機塩素系の薬剤も、環境汚染や長期使用における人体への影響が問題視され、1980年代半ばに使用が禁止されることとなりました。

有機塩素系が抱える環境汚染の問題を解消したのが「有機リン剤」です。
ただ、この有機リン剤には、気化しやすいという欠点がありました。
そのため、住宅の中に入り、悪臭の原因となったり、アトピーやシックハウス症候群を引き起こしたりしてしまう結果となったのです。

このようなシロアリ駆除剤の歴史を踏まえ、現在進化をさらを遂げて薬剤の剤形に工夫がされるようになりました。
例えば、薬剤をマイクロカプセル化し、人体に悪い影響を及ぼさないように作られている薬剤もあります。
また、その場で駆除するのではなく、巣に戻ってから効果を発揮するような薬剤も開発されています。