女王アリを頂点とするコロニーで生活するアリには、高い社会性があります。
アリ駆除の際には、この社会性を知る事が大切です。

特に、集団行動とコミュニケーション能力には人間と共通点さえ見られます。
外に出た働きアリが餌を見つけた時、小さなものであればそれを自力で巣に持ち帰ります。
しかし、大きな塊や昆虫の死骸などは、一匹で運びきることは不可能です。
そこで、働きアリはその餌の場所を他の仲間に知らせ、集団で運搬作業を行うのです。

フェロモンアリが行列を作るのはこのためです。
多くのアリが一糸乱れず同じ道を通るのは、アリ同士がフェロモンを分泌し、道を教え合っているからだと考えられます。

このため、家の中でアリを見つけた時、その一匹を潰すだけのアリ駆除ではすでに手遅れの場合があります。
一匹が付けたフェロモンを辿って、大量のアリが集まります。

アリ駆除の際には、コミュニケーションの手段を断絶することも重要です。
アリの道についた匂いを消す事も、その方法の一つです。